人は「思考と感情と身体」の三つを基本として成り立っています。
そして、地球で物質的な現実、物語をつくりだして多くの経験を積んでは源にフィードバックしています。純粋には思考も感情も身体も、自然発生したエネルギーであり、ただそれが在り、事が起きているだけなのですが、そこに「私」という自我が働いてきます。
「私」は宇宙への宣言
「私」という言葉は命令(コマンド)です。
「私」という言葉は物理的な現実を生じさせます。
「私」+「幸せになりたい」で幸せを感じたがっている自分が生まれ、「私」+「もっとお金が欲しい」で、お金を欲しがる自分が生まれます。
考えは言葉となり行為となります。私は○○が欲しい、私は○○になりたい、といって行動すると、確実に「なりたいという状態=なれていない」「欲しいという状態=持っていない」が現実化されてそれを強く経験するのです。
思考の陰には潜在的な思考があり、それがコントロールしています。求めれば求めるほど、願えば願うほど叶う可能性は限りなく小さくなっていきます。
何度も何度も表明された「私」の「考えと言葉」は強力です。もし現実を変えたいのなら、今までの「私は欲しい」というコマンドを止めること。
「私は幸せになりたい」→「私は幸せだなぁ」、「私は豊かになりたい」→「私は豊かだなぁ」と、見えるものが何であれ、そう気持ちを変換することです。
すでにそうであるもの
コマンドは「私はすでにそうである」が最強です。
ですが、いやだなぁと思って見ている現実を前に、「すでにそうである」と思うのは難しいかもしれません。そこで、なんでもいいので、ほんの小さなことでいいので「すでにそうであるもの」「すでに十分に持っているもの」を見つけて味わうのが早道です。
目覚めがいい、お天気がいい、ごはんが美味しい、気持ちがいい、花が咲いた、子供が笑った、etc
見た目は、望む大きな幸せや豊かさとはかけ離れているようにみえて、その「気持ち」は全く同じ波動です、うれしい、楽しい、大好き、ありがとうという感謝の波動です。すでにそうであるときに出す波動なのです。
感謝の波動
すでにそうであるという真実を生きるとき、最高の形として現れるのが「感謝の言葉」。
ありがたいなぁ、そんな思いを抱き、口にだし、行動することで、宇宙の流れが望む現実を創り出す、これが創造のプロセスです。源はそもそもが”幸せである”しかない、”持っている”しかない、あえてねらったりしなくても、すべての抵抗を止めれば、私たちは幸せに生かされていきます。